天候: 晴れ
ルート: 菅原 → ダンノ峠 → ソトバ峠 → (広域林道、鍋谷林道) → 下ノ町
利用交通機関: 京都バス32系統
出町柳駅前 (7:50) → 菅原 (9:37)
下ノ町 (17:39) → 出町柳駅前 (19:30)

紅葉三昧
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紅葉の季節、出遅れたので稜線の紅葉はピークを過ぎているだろうと思い、谷筋の紅葉目当てにコースを考える。しかしいい案も思いつかず定番の廃村八丁周辺に出かけることにした。朽木行きのバス待ち列は川端通沿いまで伸びて2台に満員の一方、広河原行きは乗客10名ほどで出発した。混雑しないのはいいことだがこれ以上減便されても困るので複雑だ。

菅原で一人バスを降りていつも通りにダンノ峠へ向かう。植林の登りだが、その合間に色付いた広葉樹が姿を見せる。山の上ではどうだろうか。体がなまっているのでいつもよりゆっくりペースでダンノ峠に着いた。

ダンノ峠への登り
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ダンノ峠
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紅葉を楽しみに峠を乗り越す。ハウチワカエデの赤とオレンジをはじめ、ミズナラやイヌブナの黄色も鮮やかで来た甲斐があったと思う。今日はこの辺りの紅葉見物が目的なのでさらに歩みを遅くしてじっくり堪能した。

穏やかな谷を下る
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桂谷出合いのカエデはいつも綺麗に色付く
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イヌブナの黄葉
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新心荘付近までぶらぶらと下りていき、紅葉を求めてあちこち斜面を登ってみたり谷の支流を覗いてみたり好き放題に歩き回る。詳しいルートは書かないが、最終的にはダンノ峠~ソトバ峠の稜線の途中に飛び出した。

紅葉巡り
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植林の多い稜線だが思ったより紅葉が残っていて、衣懸坂への分岐を見送った先では鮮やかな色彩を楽しむことができた。しかしソトバ峠そばの広域林道に降りる手前には倒木が多く苦労したうえに、踏み跡が見つからず藪漕ぎになった。

稜線も鮮やか
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林道を横切ってソトバ峠に着きほっと一息つく。黄色の紅葉が鮮やかだったが、ここを初めて訪れた時に見た燃えるような赤の紅葉にはそれっきり出会えていない。タイミングの問題か、それとも気候条件のせいだろうか。

ソトバ峠にて
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ソトバ峠でもう14時を過ぎたので広河原発のバスは最終便に乗るしかなくなった。ダンノ峠に戻るのもつまらないし、ソトバ峠から京北へ下りてしまうと井戸まで歩く羽目になる。それよりはましだろうと、広域林道を衣懸坂方面へ歩いて鍋谷林道から下山することにした。斜面の紅葉は綺麗だが、林道歩きではやっぱり何か味気なく感じる。次第に日も落ちて暗くなった頃に下ノ町のバス停に着いた。今日は名のあるピークにも廃村八丁にも立ち寄っていないが、紅葉見物としては満足してバスを待った。

広域林道から
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