天候: 晴れ
ルート: 近江高島駅 → 岳山 → 岩阿砂利山 → 滝山 → (滝山南東尾根) → 涼峠 → 北小松駅
利用交通機関:JR湖西線

天候や体調などの都合で2週山に行けず山の紅葉最盛期は逃してしまった感があるが、予定を繰り下げてリトル比良に出かけてみた。朝の準備が遅れて9時半過ぎに近江高島駅に到着。岳山から滝山まで縦走して北小松駅を目指す。

大炊神社・長谷寺
大炊神社・長谷寺


長谷寺の左横から林道へ入る。周囲にはコナラのオレンジ色の紅葉がちょうど見頃を迎えていた。林道から登山道になると地面はシダに覆われていて、シダの緑と紅葉のコントラストが良い感じだった。登山道沿いには岳観音堂跡まで各所に石仏や石塔などが見られ、この山が信仰の対象であったことが分かる。

紅葉盛りの林道
林道


シダの道
シダの道



賽の河原
賽の河原


文字通り真っ白な白坂を過ぎると勾配が急になっていく。所々に変わった形をした露岩があり振り返ると霧のかかった琵琶湖を遠望できた。観音像のある岳山山頂は雑木に覆われて展望はない。

白坂
白坂



露岩と薄霧の琵琶湖
露岩と琵琶湖



岳山 山頂
岳山山頂


岳山の次のピークは鳥越峰、さらに次の岩阿砂利山まで岩の多い尾根道が続く。今回のコースは名前付きの山頂間にはっきりしたアップダウンがあって標高の割に登りが多く感じる。岩阿砂利山山頂そばの岩によじ登ると北側を一望でき、錦繍に包まれた鹿ヶ瀬の里が眼下に広がっていた。

尾根上の岩場
岩場


岩阿砂利山から望む鹿ヶ瀬
岩阿砂利山から


嘉嶺ヶ岳ピーク
嘉嶺ヶ岳


最後のピーク・滝山は落葉樹林に覆われて明るい。ここから南東に伸びる尾根を通って涼峠へ向かってみる。穏やかな雑木の尾根は倒木が多かったが、もう少し早く来ていれば紅葉が楽しめたに違いない。ミズナラの名残の紅葉を見つつ踏み跡を辿っていくとうっかり牛山へ向かう道に入ってしまった。P662を経由する正しいルートは踏み跡が不明瞭で目印も少なく、あまり利用されていないようだ。P662からの下りも、最後は方角だけ合わせて半ば無理矢理アセビの中を突っ切って寒風峠からの道と合流した。

滝山 山頂
滝山山頂


滝山南東尾根
滝山南東尾根


滝山南東尾根


滝山南東尾根



涼峠
涼峠


その後は楊梅の滝までしっかりした登山道を下って舗装路に出る。モミジなど紅葉盛りの比良げんき村を抜けて小松駅にたどり着いた。静かなコースだったがちょっとした岩場など変化を楽しむことができた。

山麓の紅葉と琵琶湖
琵琶湖と紅葉


楊梅の滝
楊梅の滝